予防歯科ってなんで必要?予防歯科について

「予防歯科」という言葉をご存じでしょうか。予防歯科は歯・お口全ての疾患を予防することを目的として行われる事柄を指します。
そこで、この記事では予防歯科がなぜ必要なのか、予防歯科の内容や予防歯科のメリットについてご紹介いたします。

 

予防歯科はなぜ必要なのか?

「予防歯科」は先程ご説明したように、歯だけでなくお口全体の疾患を予防するため、クリーニングや定期検診を通して歯科医院と患者さまの繋がりを大切にすることを目標に行われております。
歯やお口の疾患は、虫歯や歯周病などを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、お口の疾患はそれだけではありません。
お口の細菌が原因で引き起こされる誤嚥性肺炎や、口腔粘膜疾患(口腔カンジダ、白板症、扁平苔癬、口内炎)、インプラントを埋入されている方はインプラント周囲炎などお口の疾患は様々あります。
これらの疾患は、お口の中が不衛生な場合に発症する場合が多く、誤嚥性肺炎がきっかけで死に至ることもありますし、口腔粘膜疾患の白板症はまれに癌化する場合もあり、放置していては非常に危険な疾患がたくさんあります。
これらのようなお口の疾患は、患者さまご自身では気付きにくいことが多いため、定期的に検診を受けていただくことは、疾患を未然に防ぐためにとても大切なのです。
また、近年では歯周病と全身疾患の関係性についても多くの報告や論文が発表されており、患者さまの中でもご存じの方も多いのではないでしょうか。
歯周病は糖尿病の合併症とも言われており、反対に歯周病が改善されると糖尿病の症状も改善すると言われております。
また、歯周病の方はそうでない方に比べ、脳梗塞に約2.8倍なりやすいとも言われており、その他歯周病は誤嚥性肺炎、骨粗鬆症などの疾患との関連や、低体重児を出産するリスクが高くなるとも言われております。
そんな非常に危険な歯周病を予防するためにも、予防歯科は重要な役割をしていると言えるのではないでしょうか。

 

予防歯科ってなにをするの?

具体的に予防歯科で行うことは、歯周ポケットの測定(歯ぐきの検査)、クリーニング、歯ぐきや舌、口蓋などに異常がないかを確認します。
また、患者さまの主訴によってはレントゲンやCT撮影を行い、歯や顎の骨、顔面の検査をすることもあります。
これらの検査結果を踏まえて、治療に進むか、定期検診でまた来院していただくかを決めていきます。
クリーニングの内容は歯科医院ごとに異なり、自由診療対応のクリーニングを行っている歯科医院もあります。

 

予防歯科のメリット

予防歯科をお受けいただくことのメリットをお話しさせていただきます。

 

・早期に発見、早期に治療を行い疾患の進行を抑える

先程ご説明したように、お口の疾患の中には癌化してしまうような疾患もあり非常に危険です。「歯周病なんてすぐ治る」「むし歯になってもまだ歯医者に行かなくていいや」などと考えていると、この先恐ろしいことになってしまうかもしれません。早めにご来院いただけますとその場で対応することが可能です。

 

・通院の回数が減る

むし歯も歯周病も放置の時間が長くなれば長くなるほど、通院の期間が長くなってしまいます。

 

・長い目で見て治療費を抑えることができる

定期的にクリーニングをお受けいただくことは、生涯の治療費を抑えることに繋がります。

 

・歯が長持ちする

むし歯になり歯を削ると、歯はダメージを受けてしまいます。歯のダメージを防ぐためにも定期検診でむし歯のチェックや予防をしていくことは大切です。

 

 

予防歯科でお口の健康を守りましょう

歯やお口の疾患だけでなく、全身疾患を予防するためにも定期的に歯科医院を受診していただくことは大切です。
へんみ歯科では、定期検診時にクリーニングだけでなく、患者さまのお口の状況に合わせたケア方法などもお伝えし、生涯にわたってお口の健康をサポートさせていただきます。
この機会に‘’お口の健口(健康)‘’について一緒に考えてみませんか?

 

【医院紹介：へんみ歯科】

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